目次
手取りで徹底比較
この記事でわかること
- 2026年に変わった「年収の壁」の全体像
- 年収ごとの手取りシミュレーション(具体的な金額つき)
- 扶養内パートのベスト年収ライン+わたしの結論
はじめに:年収の壁、2026年からめちゃくちゃ変わってます
「103万円の壁を超えないように調整してたのに、気づいたら160万円になってた」
そんなニュースを聞いて、「え、結局わたしいくらまで働いていいの?」と混乱しているママ、多いんじゃないでしょうか。
わたしも最初はさっぱりわからなくて、何度も調べました。
この記事では、2026年時点での「年収の壁」を全部まとめて、手取りベースでどの年収がベストかを解説します。
難しい制度の話を、できるだけわかりやすく説明するのでぜひ最後まで読んでみてください。
【まず全体像】2026年の年収の壁は「5種類」ある
年収の壁には、大きく分けて税金の壁と社会保険の壁の2種類があります。
この2つをごっちゃにすると混乱するので、まずはここから整理しましょう。
| 年収ライン | 壁の種類 | 何が起きる? |
|---|---|---|
| 110万円 | 税金(住民税) | 住民税がかかり始める |
| 123万円 | 税金(配偶者控除) | 夫の配偶者控除がなくなる |
| 130万円 | 社会保険(扶養) | 自分で社保を払う必要が出る ← 最重要 |
| 160万円 | 税金(所得税) | 所得税がかかり始める |
| 178万円 | 税金(所得税・2026年特例) | 2026年分からさらに引き上げ |
✅ ポイント:「税金の壁」を超えてもじつは大した負担じゃない。怖いのは「社会保険の壁(130万円)」
税金の壁:超えても思ったより怖くない
160万円の壁(所得税)
2025年の税制改正で、所得税がかかる年収ラインが103万円 → 160万円に引き上げられました。
つまり、年収160万円以下なら所得税はゼロです。
さらに2026年は特例で178万円まで引き上げられています(2026〜2027年の時限措置)。
わたしの感想:
正直「103万円の壁」で自分を縛ってたのがもったいなかったな〜と思いました。
税金より社会保険の方がずっとインパクトが大きいんです。
123万円の壁(配偶者控除)
年収が123万円を超えると、夫側の「配偶者控除(38万円)」が使えなくなります。
ただし、配偶者特別控除が代わりに使えるので、年収160万円くらいまでは夫の税負担もそこまで増えません。
社会保険の壁:ここが本当の山場
130万円の壁
年収が130万円を超えると、夫の扶養から外れて自分で社会保険料を払う必要が出てきます。
社会保険料は年収の約15〜16%。年収130万円だと年間約20万円の負担増になります。
これが「130万円の壁」が怖いと言われる理由です。
2026年4月からルールが変わりました!
2026年4月以降、130万円の判定が「労働契約ベース」になりました。
つまり、残業や単発の収入増で一時的に超えても、契約上の年収が130万円未満なら扶養のままでいられます。これ、けっこう大きな変更です!
→ 詳しくはこちら:扶養内パートの交通費は130万円に含まれる?
106万円の壁(2026年10月に撤廃予定)
従業員51人以上の会社でパートしている場合、年収106万円(月8.8万円)を超えると社会保険に加入義務が生じます。
ただし2026年10月にこの「106万円ライン」は撤廃される予定です。
撤廃後は「週20時間以上勤務」が社会保険加入の主な基準になります。
→ 詳しくはこちら:[106万円の壁が撤廃!扶養内ママへの影響は?(別記事へリンク)]
年収別・手取りシミュレーション
実際に手元に残るお金を比べてみましょう。
※夫が会社員・社会保険加入の家庭を想定。扶養を外れた場合の社会保険料は年収の約15%で計算。
| 年収 | 手取り(概算) | 扶養 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 100万円 | 約100万円 | ◎扶養内 | 税・社保ゼロ |
| 120万円 | 約119万円 | ◎扶養内 | 住民税少しかかる |
| 130万円 | 約128万円 | ◎扶養内ギリギリ | ここまでは扶養内 |
| 140万円 | 約118万円 | ✗扶養外れる | 社保負担で手取り激減 |
| 150万円 | 約126万円 | ✗扶養外れる | 130万より手取り少ない |
| 160万円 | 約135万円 | ✗扶養外れる | ここからやっと手取り増 |
| 180万円 | 約150万円 | ✗扶養外れる | 扶養外れても割に合う |
⚠ 注意:年収130万円〜160万円のゾーンは「手取りが130万円以下より少なくなる」危険地帯です。
結局ベスト年収はいくら?

私なりの結論はこうです。
① 扶養内で働き続けるなら → 年収125〜130万円(契約上)がベスト
社会保険の扶養を守りつつ、できるだけ多く稼げるライン。
2026年4月からは残業で一時的に超えても大丈夫になったので、以前より気楽に働けるようになりました。
② 扶養を外れて稼ぐなら → 年収160万円以上(できれば180万円以上)を目指す
130〜160万円の間は社会保険料で手取りが減る「谷」になります。
どうせ扶養外れるなら、160万円以上を目指した方がトータルで得です。
③ 今の自分の状況で迷っているなら → 月いくら稼いでいるか確認するのが先
月8万円台(年96万円)なら、もう少し増やしても社会保険の心配なし。
月10〜11万円(年130万円前後)なら、残業や単発収入で超えないよう注意が必要です。
まとめ
- 年収の壁は2026年に大きく変わった。「103万円」はもう古い
- 税金の壁(160万・178万)は超えても負担は思ったより小さい
- 本当に怖いのは社会保険の壁(130万円)。年収130〜160万円は手取りが下がる危険ゾーン
- 扶養内で働くなら125〜130万円を目安に、超えるなら160万円以上を狙うのがベスト
- 2026年4月から130万円の判定は「労働契約ベース」に変更。残業による一時的な超過は除外される
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最終更新:2026年4月|情報は執筆時点のものです。制度は変わる可能性があるため、詳細は年金事務所・税務署でご確認ください。



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